【乗車記】2017/08/13 HIGH RAIL 2号 佐久平→小淵沢
信州DCの開幕と合わせて、今年の7月1日から運行を開始した小海線のHIGH RAILに乗車してきました。元々は初便に乗ろうとしていたのですが、満席だったため当時は延期するしかなく…。今回えきねっとで空席を調べてみたところ、偶然空きがあったので乗ってきた次第です。
当日はお盆期間中だったため、行きの新幹線の空席が殆どありませんでしたが、なんとか発車30分以上前に到着できるあさまの席を確保しました。これが結果として正解でした。
HIGH RAIL 2号が佐久平駅に入線してきました。佐久平駅は小海線と新幹線の接続駅で、画像左下に新幹線の線路が見えます。実はこの写真、HIGH RAILと接続する東京からの新幹線が1枚に収まっています。時刻表通りなら撮影出来ないはずですが、新幹線が遅延していたことが原因です。この新幹線経由の乗客も、なんとかHIGH RAILには間に合ったようですが、ヒヤヒヤものだったのではないかと。
今回の指定席は、2号車側で普通の座席でした。乗車直前までえきねっとで空席検索を粘ってみたのですが、他に空きは無く。唯一特徴的なのは、1列前が車椅子用のため、エクストラレッグルーム的に足を伸ばすことが出来ることでしょうか。
列車は最初の長時間停車(…といっても15分ほど)駅である中込駅に到着しました。この駅ではお土産セットが配布されました。中身はというと…焼き菓子、みすゞ飴、リンゴジュース、アルクマの団扇、そして佐久市のパンフレットが入っていました。定期運行の割にはお土産盛り沢山です。
他の乗客が降りているうちに、2号車の車内を撮影。もともと車体が短いところに、デッキ+ギャラリーを新設したため、座席数はこじんまりとしています。座席のモケットは、星座が描かれたこの列車独自の柄ですね。中込駅では、対向列車と交換してからの発車でした。
次に長時間停車する野辺山駅までは時間があるので、車内の散策を始めます。まずは営業を開始した車販カウンターへ。旅行商品として購入したお客さんには、この区間からスイーツが配布され始めるようですが、私は通常の指定席なので替わりを探すためです。購入したのはコーヒーとお菓子。お菓子は花豆と抹茶のパウンドケーキで、しっとりした食感で美味しかったです。なお購入時はSuica支払いも可能です。
次に2号車の小諸寄りへ。運転台付近が簡易的な展望スペースになっています。小淵沢行きの場合は、流れ去る景色を眺めることができます。
隣はギャラリーとして、天文関連の書籍と天井への星空の投影が行われています。星空は画像では無く動画で、星座や流れ星も表示されていました。乗ったことは無いですが、SL銀河のプラネタリウムもこんな感じなのですかね?
ブラブラしているうちに、野辺山駅に到着しました。この駅では花豆の羊羹をお土産に頂きました。この駅はJR線で最も標高の高い駅です。佐久平と比較すると、確かに高原らしい涼しさでした。
乗客のいないうちに、今度は1号車を撮影。こちらは基本的には旅行商品として販売されるようですが、指定席として購入して1号車だった体験談もあるようです。できれば、1列窓側向きとなるD席に座ってみたかったのですが、それは次の機会に。
野辺山を発車すると、終点小淵沢まではもう少し。記念乗車証はセルフサービスなので忘れない内に2号車のデッキから貰っておきます。このとき案内のパンフレットを見て思い出したのですが、HIGH RAILでは車内Wi-Fiで前面/後面展望を配信しています。
ちょっと接続してみました。どちらに接続してもそれなりにスムーズな映像を見ることが出来ます。若干のタイムラグはありますが。動画以外にも星座の一覧などのコンテンツがあり、星空鑑賞会を含むHIGH RAIL星空号の乗車時は役立ちそうです。
築堤の上から左手に田んぼ、右手に中央本線を見下ろす大カーブに差し掛かれば、終点の小淵沢駅は間もなく到着です。
小淵沢到着後に反対側のホームからHIGH RAILを見ると、種車の違いによる車体長の違いがよく分かります。
佐久平からは約2時間と長いようで、車内の設備や景色で楽しんだため、あっという間にも感じた列車旅でした。次は旅行商品で乗車したいところです。