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【搭乗記】2019/09/01 JL317 HND→FUK【JAL A350-900 初便 ファーストクラス】

2019/04/04、突如JALA350-900初便がJL317となることが発表されました。そこから約半年、待ちに待った初便のファーストクラスに乗ってきました。初便に乗るのは2016年のチャイナエアライン以来で、奇遇なことにどちらもA350-900です。

発表当日、仕事の昼休みに検索した時点でクラスJの先得は売り切れ。2ヶ月前のタイミングで予約すればよい…と思っていました。しかし、Twitterのタイムラインであるツイートを見たことで海外発券を思い出し、当日の夜中の時点でまだファーストクラスが取れると判明したため、近場の韓国発で予約完了。どうも最後の1席だったようです。
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その後、有休を取ってマカオに行く予定だった2019/06/14には、偶然にも初号機デリバリーフライトの羽田着を見ることができました。

そして今日、いよいよ初便の日。予定では2時間前には羽田に到着し、ゆったり待つ予定でした。が、結局チェックインしたのは出発50分前頃に。制限区域外でのセレモニーは見られず、搭乗口付近でのセレモニーも一番後ろから背伸びして見ることになりました。それにしてもスゴい人出。
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搭乗時に記念品一式を頂き、搭乗橋上の横断幕に見送られながら機内へ。後で記念品を開封してみましたが、バゲージタグにはTEIJINのロゴが。本物の炭素繊維を使ったタグだそうで、ある意味では革より豪華。これは勿体なくて使えない。
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座席に案内されると、ファーストクラスだけの追加なのか、さらにいくつかの記念品が肘掛け・カクテルトレイの上に置かれていました。全員配布されたものと恐らく同じモデルプレーンと、さらに本日の乗員各位からのメッセージカードでした。
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座席に座った感じとしては、硬すぎず柔らかすぎず、ちょうど良いという感覚です。B772の現行型切り替え前のシートと、JRのグランクラスの中間ぐらいの硬さ柔らかさ、といったところでしょうか。初便だけあって、写真撮影される方が殆どなので、周囲をそれほど気にせず便乗して撮影できます。これは初便ならでは。
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プッシュバックを開始して今日から放映開始の新機内安全ビデオが流れます。CGの飛行機までA350…ということにはならず、酸素マスクの引き出し方などがA350仕様になっているようでした。その辺りをキチンと実機に揃えるのは、今回のビデオ刷新のコンセプトとも合致するように思います。
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D滑走路まで地上移動してついに離陸。一路福岡に向かいます。離陸してからも大体尾翼カメラから機外を見ていました。4年後のA350-1000の国際線投入の暁には、この画面で昇る朝日や沈む夕日のグラデーションを眺めてみたいものですね。f:id:cosoadd:20190901195210j:image
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普段と比較すると、機内食配膳の開始はちょっと遅め?の岐阜辺りを通過しているタイミングでした。A350就航記念の特別なお菓子は夕食のみ提供ということで、9月上旬の通常通りのメニューになります。ギャレーもCAの方々にとっては初物ということで、スチームレンジでのホットミールの暖め加減がどうかを質問されたりしました。
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機内食を下げてもらったタイミングで、トイレついでにドア付近の鶴丸マークをパチリと。シャンパンゴールドの鶴丸にメタリックエンジ色という組み合わせは上品に感じます。
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ファーストクラス区画の最後方から1枚。中央の最前列の前は、他社のように派手ではないものの間接照明付き飾り壁になっていて、過去の国内線ファーストクラスと比べると隔世の感があります。
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次に座席に目を戻して、シートを倒してみると…死角になっていた部分にファーストクラスロゴの金属板を見つけました。なかなか気付かれないのではないでしょうか、この位置だと。
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シートベルトはエアバッグ入りで太くなっていて曲げにくく、以前よりも若干着用しにくくなったかなという気がしました。f:id:cosoadd:20190901200856j:image

座席横に見える3つのインジケータ、点灯しているとどんな意味があるのか分かりませんが、1つは青色で残り2つが緑色で点灯するようです。
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そんなこんなで座席周りを調べているうちに、もう着陸態勢入るとの放送。機外カメラを見れば小雨が降っているようでしたが、画面が大きく乱れることは無く。レンズ部分の形状が工夫されていたりするのでしょうか?そして、海側から福岡空港に着陸しました。f:id:cosoadd:20190901201126j:image
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また、画面を見ている限りでは、ウォーターキャノンでの歓迎も無かったようです。訓練飛行で着陸していたからかもしれません。画面といえば、アナウンスの時にコンテンツが見えたまま止まる場合と、ブラックアウトしてから止まる場合がありました。何がこの差を引き起こしているのかは分かりませんが。
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そして駐機場に無事到着し、初便の旅は終わりました。ただ、着陸後の減速時にカクテルトレイに置かれたスマホが飛び出して座席床下の隙間に滑り込んでしまった方がいるというハプニングがあり、整備の方が座席のクッションを引っ剥がして苦労して捜索していました。カクテルトレイの上はサラサラで摩擦があまりないので、スマホを離着陸時に置くのはオススメしません。
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最後に、福岡発の初便となるJL318便の出発を展望デッキから見送りました。A350での運航便が増えていくのが楽しみです。
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