Traffic aggregation

メインは鉄道なれど、バスに飛行機、フェリーから自家用車まで、交通機関なんでもござれ。※宿泊もあるよ。

【宿泊記】2022/12/20 メルキュール飛騨高山

前回の投稿から早2年も経過した今日この頃。なかなか特筆するような遠出も無く開店休業状態だったこのブログですが、久々に良かったなぁと感銘を覚えたので新しい投稿を。

2022年12月20日に新築開業したメルキュール飛騨高山へ、開業初日に泊まってきました。
f:id:cosoadd:20221229232550j:image

高山駅で下車し、徒歩で数分南下するとメルキュール飛騨高山が見えてきます。今回は鉄道利用+徒歩だったので分からなかったのですが、一見した限りではホテルの敷地内に大きな駐車場などは見当たりませんでした(小さめですが、一応車回しのようなスペースと館内との出入口はあるようでした)ので、車利用の場合はホテルに問い合わせておいた方がいいのかもしれません。
f:id:cosoadd:20221229233005j:image
f:id:cosoadd:20221229233026j:image

ホテルの正面入口から中に入ると、正面には組み立て前の椅子を組み合わせたさながらアートのような壁面を境に、右手には併設のレストラン・バーのホーバルがあり、左手にフロントがあります。フロント部分は2階の廊下からも見下ろせる吹き抜けになっています。(チェックアウト時に聞いた話だと、当初は2階に温泉を設置予定だったとか。吹き抜けはその当初計画の名残なんでしょうか?)
f:id:cosoadd:20221230224837j:image
f:id:cosoadd:20221230224858j:image
f:id:cosoadd:20221230224934j:image

初日・初回の宿泊ということもあり、今回はプリビレッジルームで予約していました。最上階は温泉フロアになっており、その下の2フロア分がプリビレッジルームの階になっています。エレベーターホールだけではなく、廊下も天井の照明が凝った造りに。
f:id:cosoadd:20221230225145j:image
f:id:cosoadd:20221230225209j:image

部屋の中へ。割り当てられた部屋は線路側で、偶然ですが嬉しいトレインビュールームでした。カーテンを開けて窓の近くにいると列車の走行音はそこそこ聞こえてきますが、本数の少ない高山本線なのであまり気にならないかと思います。
f:id:cosoadd:20221230225546j:image
f:id:cosoadd:20221230225619j:image
f:id:cosoadd:20221230225636j:image

初日と言うことで(もったいなくて未だに開封できていないですが)お箸らしきギフトが置いてありました。この手のお土産も開業初日宿泊の醍醐味。
f:id:cosoadd:20221231005928j:image

部屋の全体はこんな感じ。ベッド下の絨毯が重厚な感じなのと、椅子がちょっと斜め気味なのでリラックスした体勢で座れる(逆に机上で何かをやるには向いてない)。ベッドは思った以上に硬めというか反発感があり。冷蔵庫もあるものの、国内の他のメルキュールのようなプリビレッジルームでのミニバー無料は無し(というよりミニバーそのものが無い)
f:id:cosoadd:20221231011705j:image
f:id:cosoadd:20221231011746j:image
f:id:cosoadd:20221231011941j:image
f:id:cosoadd:20221231012036j:image

温泉大浴場があるため、部屋にはバスタブ無しのシャワーブースのみ仕様。備え付けのシャンプー・コンディショナー・ボディーソープは温泉大浴場含めて全て同じ銘柄が設置されていました(国内の各メルキュールで標準的に使われているものとは別のブランドっぽいです。個人的には各メルキュールで標準的に使われているものの方が匂いが好み。)
f:id:cosoadd:20221231012453j:image
f:id:cosoadd:20221231012515j:image
f:id:cosoadd:20221231012544j:image

お次はレストランへ。現時点ではレストランは朝食と夕食のみの営業で、夕食の利用は宿泊者のみかつ前日までに予約が必要でした。宿泊者のみなのは、レストラン個別会計ではなく部屋付けでの精算のみ対応しているからかもしれません。今回は電話で予約して夕食も食べてきました。(電話予約時に時間を指定していなくて、チェックイン時に時間を決定)
f:id:cosoadd:20221231013239j:image
f:id:cosoadd:20221231013310j:image
f:id:cosoadd:20221231013410j:image

この記事を書いている時点では、メニューが(アコーのサイトでは無い独自の)公式サイトで公開されています。本来はサラダとピッツァをビュッフェ形式で選べるのですが、初日は利用者が少なかったからかどちらも1皿ずつの提供となりました。
f:id:cosoadd:20221231013608j:image
f:id:cosoadd:20221231013639j:image
f:id:cosoadd:20221231013706j:image
f:id:cosoadd:20221231013735j:image

メインは選択式で、今回は魚料理のブイヤベースを注文。ここまでが標準のコース料理に含まれるもので、別料金でパスタやデザートを追加できます。まだお腹に余裕があったのでデザートを追加。文面だけだとどんな感じなのか分からなかったので、せっかくならオススメの品を食べたいと聞いてみてアプリコットのサラバンを追加。ラム酒が染みこんだしっとり美味しい逸品でした。
f:id:cosoadd:20221231074908j:image
f:id:cosoadd:20221231074937j:image

食後は少し時間を空けてから、チェックイン時にプリビレッジルームの特典として申し込んでおいた貸切露天風呂へ。15時から23時の間に45分間単位のお風呂が3部屋あるので、24部屋分は枠があるようです。一旦1階フロントでカードキーを借りてから再度最上階の9階へ。エレベーターホールを出ると、左手に女湯、右手が男湯で、真ん中辺りに貸切露天風呂が並んでいました。タオルは置いてあったので、部屋から持ってくる必要は無さそうでした。置いてある枚数からすると、4人までは入る想定のようです。露天風呂ということですが、構造上冬場は露天にするのは寒くて厳しいかもという印象。浴槽は翌日入った貸切じゃない方の温泉と同じで、古き良きタイル張りながら、曲線を多用した現代的な映える外観に仕上がっています。
f:id:cosoadd:20221231075951j:image
f:id:cosoadd:20221231080041j:image

朝食付きなので、翌朝は再びホーバルへ。これが一番感銘を覚えたのですが、朝食が一手間加えた凝った料理ばかりでとにかく気合いが入っていました。ここに泊まって朝食を食べないのは、勿体ないというか半分ぐらい損してると言っても過言では無いと思います。芋とゆずの炊き込みご飯とか、スパイスをまぶしたサーモン、餡かけだし巻き卵、珍しい?ビートのドレッシング、そして朝からの飛騨牛カレーはご飯が進む辛口に柔らかく煮込まれた飛騨牛。デザートも朝食としては充実していたと思います。今回は1泊だったので全部まとめて堪能しちゃいましたが、何日かに分けて食べれば連泊でも飽きないと思います。
f:id:cosoadd:20221231081444j:image
f:id:cosoadd:20221231081515j:image

最後の朝食がかなり満足で、お値段以上の価値があるいい滞在でした。貸切露天風呂のことを考えると、今度は春以降暖かくなってから露天状態を楽しむために再訪したいです。アコー系列のホテルは地域にだいぶ偏りがある(例えば北海道や九州には1軒も無い…訂正:北海道にはメルキュール札幌がありました)ので、高山を皮切りに有名観光地に開業していってくれると嬉しいところですが。